昭和二十五年二月二十八日 『御光話録』十七号(10)

〔 質問者 〕七三歳の老人、一〇年前より尿道狭窄のところ、昨夏より腰が痛み尿が流れるようになるとともに臍の直下が瘤のように隆起しだし、ふだんは固く排尿するとゴムマリのように柔らかく小さくなります。これは治りましょうか。

 この尿道狭窄ってのは昔淋病をやった人がなるんです。淋病ってのは苔みたいなもんでね、発病すると動物になり、治ってる間は植物ですからね。この人のは淋菌が植物性になって固まってていくらかふえてるんですね。それから小便の濃い人や薬毒の多い人は小便のカスが溜まって狭窄になるんですから、尿道をよく浄霊すればいいんです。腰の痛みのほうは腎臓をよくすることですね。尿をたれ流すのは尿道の神経が苔のために麻痺してるんだし、臍の下の瘤はちょっと薬毒がそこへ溜まり、やがてそれが小便になって出るんです。だから少し気長にやってれば治りますよ。このくらいの年になると腎臓が萎縮して働きが悪いから、腎臓をよく浄霊することですね。

「『御光話録』十七号、19500228、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和25年02月28日