昭和二十五年二月二十日 『地上天国』十三号 (9)

〔 質問者 〕固結したる毒素は、新旧によりその溶解に遅速の差違がありましょうか。

 勿論溶解に遅速はあるが、古い毒素ほどよけいに固まっているとも言えない。薬の性質によって硬軟がある。固まりやすい薬と固まり難い薬があり、重い薬と軽い薬がある。重い薬は足部へ、軽い薬は背部、胸部などへ溜結する。

 またその人の体質にもよる。
  

〔 質問者 〕発熱の場合額に出ることが非常に多いようですが、なぜでしょうか。

 前額には、たいていの人は毒があるからである。短気の人など診ると必ず額に熱がある。犯罪者などは必ずここに熱がある。いま一つは扁桃腺下の首の部に毒があり、浄化熱の出る場合、前頭部に有熱する。

「『地上天国』十三号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和25年02月20日