〔 質問者 〕十五夜、十三夜のお月見の意味、また、すすきなどをあげるのはなんの意味でしょうか。
【 明主様 】 十五夜は、言うまでもなく月が一番丸くなったときを言う。すなわち月の最も水分も、光も、満ちているときである。それが一番強いのは旧八月一五日である。
十三夜とは、仏教の意である。
十三の数は、仏教でいろんな意味によく使う。仏教では、十三仏や十三塔などと言う。また月を十三夜とも言い、二十六夜様などとも言う。これは月を祝うのである。十五は満ち数で下り坂の一歩手前であるから、十三の数は最もよいわけである。また薬師如来の家来に十二神将がある。これも合わせて十三になる。キリスト教では、十三を凶数として嫌う。というのは十三日の金曜はキリストが受難の日であるからで、不思議なことには西洋の歴史でも、実際十三日には悪いことが多いようである。
薄は、季節的に十五夜のころが一番花が咲くのと、月との対照がよいので、これを使ったものであろう。
「『地上天国』十二号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和25年01月20日