昭和二十四年十二月二十日 御講話(7)  地天11 「妙智之光」

〔 質問者 〕結核性痔瘻の原因。

 毒素が肛門から排出されんとして、肛門へ穿孔する。その際激痛を伴う、これが痔瘻である。故に痔瘻は放置しておけば、肛門が腫れるだけ腫れ、毒膿が出るだけ出れば完全に治癒する。しかるに医療は手術穿孔するがこれが間違っている。膿はわがままなもので一度穿孔するやその箇所へは集溜しなくなり、他部へ孔をあけて出ようとする。このようにたびたび手術する結果肛門は蜂の巣のようになる。かくのごとくして重症となるのである。医学は痔瘻と肺結核と関係があるように言うが、これは手術によって痔瘻の膿の排泄を止めるので膿は出所を失い肺のほうへゆくからである。

「『地上天国』十一号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和24年12月20日