昭和二十四年十二月二十日 講話(53) 光録15

〔 質問者 〕肉食は差し支えないでしょうか。

 差し支えますね。この人はまだ子供だから、きっと癖をつけてしまったんでしょう。紫斑病には特に菜食がいいんです。脳溢血なんかも菜食にすると起りませんよ。だから脳溢血になるのは美食の人ですよ。以前、肉を食べると喀血し菜食にすると喀血が止まるって人がありました。出血に関係のある浄化のときには菜食にすべきですね。昔の人は切腹してもまだしゃべってましたが、あんなことができるのは日本人だけですよ。外人にはこれはできないんです。槍で突かれても槍をこう持って(笑声)しゃべる、あんなことができるのは菜食のため腹の筋肉が収縮するからですよ。
  

〔 質問者 〕酒なんかはいかがでしょうか。

 酒もいけませんね、出血しやすい。だから特に酔っ払ってるとき切られるのは危いんです。こんなふうに食物と出血は非常に深い関係があるんです。

「『御光話録』十五号、19491220、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年12月20日