昭和二十四年十二月二十日 講話(50) 光録15

〔 質問者 〕二二歳の男子、昭和一八年八月中耳炎手術後カリエスになり腰椎から液をとったのですが、現在は歩行困難で横に足を引きつけて歩きます。小便が出たくても出ないことがあり、また無意識に排尿してしまうこともしばしばあります。これは治りましょうか。

 腰椎から水を取ったからですよ。あの水は大切なんですからね、実に大切なんです。第一、小便とは違うんですからね。必要だからあるんです。もし必要のないものなら神様は溜めておきゃしないですよ。だからね、世の中に医学ほどこわいものはない。なんて言って形容したらいいんだか判りませんよ、まったく。……だから、医学を改革しなけりゃあいけないんです。大本のお筆先に「今の世は井戸の端に茶碗をおいたようで、危うて見ておられぬぞよ」とありますが、その通りですね。

「『御光話録』十五号、、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年12月20日