昭和二十四年十二月二十日 講話(50) 光録15

〔 質問者 〕結核患者で肋骨を数本切り、中の空洞に合成樹脂の玉 (ピンポンの玉くらい)を入れている人がよく教導所へまいりますが、このような大手術を受けた人は肉体的に救われましょうか。

 いまよくやってるんですよ、これを。肋骨を切る方法ですね。これは人間が呼吸するたびに肺と肋骨……この骨は軟らかいですからね、……それが伸び縮みするんですよ。そうするとその運動によって浄化が起きてくるんです。そこで気胸療法をやって肺を抑えつけてしまうんです。すると肺は活動できないから痰が固まる、そういう方法なんですよ、あれは。で、それと同じように骨を切って合成樹脂の玉を入れて固めてしまうんです。だから固まったままならいいけど、いつか浄化が起きるとはかばかしくない、治りにくいですね。
  

〔 質問者 〕中へ入れた玉はそのまま残るのでしょうか。

 ええ、残りますね。

「『御光話録』十五号、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年12月20日