昭和二十四年十二月二十日 講話(32) 光録15

〔 質問者 〕ある雑誌に、シカゴ科学博物館発表の二一世紀の男子服装として、金糸の入ったココア色の運動着、セロファン製の銀糸の入った原子力操縦の制服、防水用のプラスチックのスカートなどを着用した人達の写真が出ておりましたが、これは「五六七の御代」の服装の優美さの型を示すものでしょうか。

 ほう、おもしろいですね、これは。そうですよ、型なんですね。……「五六七の御代」になると男の服にも金を使うようになるんです。なぜかって言えば、いまは金貨本位だけど、「五六七の御代」になれば紙幣ばかりになり、金は装飾に使われるようになるんです。それで服なんかにも使うんですね。私はそのうちに「五六七の御代」の服を作るつもりですがね、そりゃあ、すばらしいもんですよ。だいたい上中下の三階に分かれていて、一番上のは紫地に金糸で雲や鳳凰の柄を織り込むんです。だから男の服装なんかも非常に派手になるんです。それに比べりゃ、いまの人のは地獄の服装ですよ。(笑声) 服だけじゃなく、靴にも帽子にも金糸を使うようになるんです。
  

〔 質問者 〕帽子に金を使うと頭が重くなりはしませんでしょうか。(笑声)

 そんな気のきかないことはしませんよ。(爆笑) で、偉い人になるとその上にさらに宝石なども使うんです(『御光話録』九号〔第二巻一九五頁〕参照)

「『御光話録』十五号、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年12月20日