〔 質問者 〕本部に泊まって御浄霊を受けております娘、先日汽車で二時間半かかる実家に帰り三晩泊まって教導所に戻ってまいりましたが、平常と変わりなく実家の様子や車中のことなどを私に報告した後発作が起り意識不明になりました。気がついてから不思議そうに部屋を見まわし「実家にいるかと思っていたのにいつのまにここへ来たのだろう」と考えておりますので、発作前のことをいろいろと思い起させるように試みましたところ、ようやく汽車に乗るまでは判りましたが、それからは苦しくなってぜんぜん意識がなくなったと何度聞いても答えます。また、ときには発作中に突然起きて目をつぶったまま二階から階下の便所へ行き用を足して元へ戻り再び発作を続けることもあります。これは本霊のためでしょうか、あるいは憑依霊のためでしょうか。
本霊はこんなことさせやしないですよ。勿論憑依霊ですよ。こういう間違ってることは憑依霊のためで、こんなのは一種の夢遊病ですね。霊だって汽車に乗ることくらい知ってるからそうさせるんですよ。癲癇ですね、まあ期間の長い癲癇です。そしてこういうのは赤ん坊の霊ですよ。赤ん坊の霊は知識がないから判らないんです。大人の霊なら判りますがね。これもだんだん治りますよ、けど早く治すためにはやはり霊の解決が必要ですね。
「『御光話録』十五号、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年12月20日