〔 質問者 〕赤子より幼年に至る途中において、人によりハ行、サ行、カ行など特定の発音が上手にできぬ期間がありますが、霊的にいかなる意味がありましょうか。また東北の人がサシスセソの使い分けができぬのはいかなるわけでしょうか。
これは動物の転生せるもので、前世の特性が多少残っているためである。動物は単音のみしか発音できない。言霊は人間が一番種類多く使えるのである。
東北の人に訛が多いのは、人種的な関係である。東北には古代、アイヌ族が長い間住んでいた。東北地方にはアイヌ名の地名が多いにみても分かる。また東北人は概ね体が大きい。というのはアイヌの先祖はコーカサス人で、古代において日本へ侵略して来たものであるからである。すなわちソ連の系統で、歴史にみる八十梟帥、川上梟帥、長脛彦などのごときはそれで、神武天皇に征せられた匪族はこのアイヌである。彼らが圧迫された怨みの系統が現代の共産党の熱心な主導者に生まれている。先祖のこういう霊的の関係もあって共産党は天皇に反感をもっているのであるからなかなか深いものである。
「『地上天国』十一号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和24年12月20日