昭和二十四年十二月二十日 講話(14) 光録15

〔 質問者 〕自分が正しい立場にあっても争いを好まぬ性質から自重して時を待つ心と、相手と口論してもその正否を決めねば収まらない心とはどちらが善であり人間的でしょうか。

 これは臨機応変でどっちに決めてもいけないんです。自重すべきがいいときと、……けど、口論はいけませんね、この道は争いをなくすんですからね。……相手が誤解してるときにはそれに対して説明する、説明ですよ。それでも相手が判らなければ時を待つんですよ。口論なんかしてもまだ解決しないと次にこれ(拳骨をお振りになる)になりますからね。(笑声)

「『御光話録』十五号、岡田茂吉全集講話篇第二巻p~ 説明:」 昭和24年12月20日