昭和二十四年十二月二十日 御講話(11)  地天11 「妙智之光」

〔 質問者 〕私は昭和二一年に両親の反対を押しきって結婚、夫は妊娠中他に女ができ、生まれた子供を虐待し、正式の届出もしてくれません。昨年暮れに別れることにいたしましたが、子供の認知をしてもらいたいと思いますが、本人にその意思がありません。子供の認知と養育費のことにつき家事裁判所へ願い出るよう親戚ですすめますが、いかがいたしたらよろしいでしょうか。

 これはどっちとも言えぬ。臨機応変である。人が苦しむということは、すべて自分に罪穢があるのでその浄化作用である。行者など難行苦行をするのはそれによって汚れをとる人為的浄化である。人事相談所へ願っても願わないでも結果は同様で、根本は自分の罪の浄化であるから、できるだけ善徳を積んで浄めることが一番よい。

「『地上天国』十一号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和24年12月20日