昭和二十四年九月二十五日 御講話(18)  地天08 「妙智之光」

〔 質問者 〕夫が本教のお仕事に理解なき場合、大乗的に考えて夫に相談せず種々な御用をさせていただいておりますが、小乗的にみれば悪と思われるようなことを押しきってやっている場合、やがては行き詰まりや衝突が起るかと思い不安を感じておりますが、今後いかにしたらよいでしょうか。

 これは極端である。いいには違いないが大乗的に良いことでも夫婦の円満を欠くのはいけない。夫に知れてもたいした悶着の起らぬ程度に常識的に臨機応変にすればよい。以前天理教の信者であまりに夫と合わぬので布教師の先生に相談したところ、あなたは神様と夫とどちらが大事かと聞かれ、神様が大事というのでついに夫を捨て生き別れたが、その後腕の病で治らず私が治していまは本教で一生懸命やっている。いくら信仰でも家庭生活を破壊するのは社会秩序が乱れるから間違っている。

「『地上天国』八号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和24年09月25日