〔 質問者 〕死産、流産はなにか霊的関係がありましょうか。またこのような胎児は仏様としてお祭りする場合どうすればよろしいでしょうか。
霊的の場合と体的の場合と両方ある。根本はその人の罪穢による。罪穢にも種類がある。死産の場合の罪穢とは子孫を繋げぬ罪、系統の絶やされるような罪、例えば昔その家の祖先がなにかの原因で人殺しをし殺された人の家が断絶した、その怨みのごときもある。体的原因のほうは妊娠中に薬を服んで死産することがある。薬は毒だから妊娠前に薬を服んだ場合は体力が弱る、その結果胎児が弱くできる。親の毒は子供に行きやすいものである。弱くなった胎児は出産のとき窒息死する。
流産も霊的と体的あり、体的原因は化膿性腹膜である。子宮が膨張するときつかえる、その結果流産する。腎臓部を浄霊すれば治る。霊的のほうは妾のある場合とか、約束した女を欺いた罪などで妻へ子供ができると、右の女や、妾などの生霊が邪魔をする。そういういろいろの罪によって育たないのである。それらいずれも本教の信仰に入ればほとんどなくなる。流産の場合五カ月以上はふつうの人間として祭るべきで、お寺で戒名をもらって簡単な葬式すればよい。五カ月で人間の形ができるからである。しかし四カ月か三カ月でも祟るのもたまにはある。
「『地上天国』八号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和24年09月25日