昭和二十四年九月二十五日 講話(10)  地天08 「妙智之光」

 〔 質問者 〕彼岸の中日に寺参りのついでに無縁仏に参詣いたしました。帰宅後ある病人を浄霊しますと無縁の霊が憑り、毎月二一日にお経を唱えていただきたいと申します。その日に自宅から善言讃詞を上げましたらよいものか、それとも一々お墓参りをいたさなければならないものでしょうか。またほかの日にお墓詣りもいたしますが、その際は無縁塚は詣らないほうがよいのでしょうか。

 一々墓参に行かなくとも善言讃詞をその霊に上げてやる気持ちで上げる。それだけで霊へは届く。霊の感謝は非常なものできっとお道のため働く。むしろ生きた人間より霊を救ったほうが効果的である。故に無縁仏もお詣りしてやれば功徳になる。

「『地上天国』八号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和24年09月25日