昭和二十四年八月二十三日 講話(17) 光録14

〔 質問者 〕ある婦人、死んだ子供の夢を見ましたところ、顔は生前の顔そのままで首から下が太さ六、七寸、長さ一丈ほどの鰻で、海の中から母に抱かれようと一生懸命になっているということでした。この家は以前魚屋をしていたことがあり、その子はそのときに生まれたとのことです。これはいかなるわけでしょうか。

 ははあ、これはあなごか鰻……海にいる鰻もありますからね、そういったものが祟ったんですね。長さ一丈っていうんだからずいぶん大きなもんですね。しかし、蛇みたいなのは伸縮自在ですからね、大きい蛇でも小さくなれるんです。頭が子供で首から下が鰻っていうのは、人間が蛇になる場合も一度にならないんで、下のほうからだんだん蛇になって行くんです。だからこれもだんだん経つと頭まで鰻になりますよ。きっと魚屋をしてたときに殺して食ったんですね。実際、龍神ってのは……鰻、あなごなんてのも龍神ですからね……なにをするか判らないから気をつけなくちゃいけませんよ。

「『御光話録』十四号、岡田茂吉全集講話篇第二巻p~」 昭和24年08月23日