昭和二十四年八月二十一日 講話(41) 光録11

〔 質問者 〕七歳の男子、眼が光り薮睨みのごとき目つきにて、医師は一〇万人に一人の眼病であり手術せねば二カ月以内に死ぬと申します。その兄 (三一歳、教導師)は御浄霊にて治すと断固言い張り、その母親は手術させようとして相争っております。母親を理解させるにはいかがいたすべきでしょうか。

 厄介ですね、こんな反対をするのは。しかし眼が光るってどんなのか説明してもらおう。どこが光るんです、瞳が光るんですか。
  

〔 質問者 〕はあ。

 で、健康状態はどうなんですか?
  

〔 質問者 〕異状ありません。

 で、どうして医者は二カ月以内に死ぬって言うんですか。
  

〔 質問者 〕脳へきて死ぬと申します。

 脳へきてね、ははあ、そんなことはありませんよ。脳から眼へくることはありますがね、逆は絶対にありませんよ。真理に外れてますよ。これは最近こうなったんですか。
  

〔 質問者 〕はあ、そうです。

 じゃ、治りますよ、生まれつきじゃないんだから。その母親ってのはいくつくらいです。
  

〔 質問者 〕八〇歳くらいです。

 八〇くらい、字は読めるんですか。
  

〔 質問者 〕はあ。

 じゃ、本を読ませなさいよ、『地上天国』の「おかげばなし」でも。
  

〔 質問者 〕読んでおります。

 読んでも信じないんですか。
  

〔 質問者 〕だんだんおすがりするようになってはきたんですが、医者から二カ月以内に死ぬと言われたもんですから ……

 ああ脅かされたんですね、罪ですね。(前項の人と名前が一致しているのをご覧になられて) 前の、この小児麻痺ってのはどんなんですか。
  

〔 質問者 〕腰から下が立てないんですが……

 腰から下が立てないって、グニャグニャなんですか。
  

〔 質問者 〕はあ、そうです。

 ああこれは蛇の霊ですよ。妹も同じなんですか。
  

〔 質問者 〕姉の初めのころと同じでございます。

 同じね、じゃ何匹もの蛇ですね。治りますよ、これは。少し気長にやってれば治ります。
  

〔 質問者 〕家族の者が容易に信じないもんで困ってるんですが……

 あたりまえですよ。あんたもあまり押しつけないほうがいいですよ。これがそうとうに治って走れるようにでもなったら、向こうが自然についてきますよ。それがほんものです。で、目が光るのは眼は見えるんですか。
 

 〔 質問者 〕いえ、ぜんぜん見えません。

 見えない。じゃ、見えないことを書かなくちゃいけないじゃないですか。先には見えたんですね。
  

〔 質問者 〕はあ。

 どっちもですか。
  

〔 質問者 〕いえ、右の眼だけです。

 それも書かなくちゃあ。薬はそうとうさしたんですか。
  

〔 質問者 〕一本眼球注射をしたと申します。

 それは注射する前からもう見えなかったんですか。
  

〔 質問者 〕はあ。

 ははあ、でも一本だけですね。……こんなのはなんでもない、じき浄霊で治るんですがね。どれくらい浄霊してるんです。
  

〔 質問者 〕三カ月です。

 三カ月! それでどうなんです。
  

〔 質問者 〕少し光るのが薄くなったようです。

 少し薄くなった。この眼の上のほうをよくやらなくちゃいけませんよ。これは治りますよ、請け合ってもいいですよ。浄霊を続けてご覧なさい。

「『御光話録』十一号、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年08月21日