〔 質問者 〕五七歳の男子、昨年一二月上旬納屋を改築し、その折に桧を使いました。それと同時に病気になり医師の診断では幽門狭窄とのことですが身体は衰弱するいっぽうです。最近御浄霊を始めましたが胃の左部に一個の玉のようなものがあり御浄霊すると動きます。これはなぜでしょうか。
これはいけませんね、納屋なんかへ桧を使っちゃあ。納屋へ桧を使うなんてたいへんな間違いですよ。桧ってのは神様のお住居だとか、なにかそういったものに使うべきものです。先祖がこれをたしなめてるんですよ。さっそく納屋を改造するんですね。用材は杉でも松でも、桧以外ならなんでもいいですからね。
〔 質問者 〕光明如来様をその家にお祀りしても、やはり……
光明如来様をお祀りしたって駄目ですよ。神様としても間違ったことをしてればお許しになりませんからね、こんな場合はかえって先祖に賛成なさいますよ。食べ物でもなんでもそうで、すべて相応の理なんですよ。木といえども神様がちゃんと区別しておられるんですから、それを踏み違えちゃいけません。
線香の煙が出たってのはおもしろいですね。これは霊界のそれが見えたんで、ないことはないですね。これはやはり霊が救われたことを知らせたくて知らせたんでしょう。いままでは線香のある所と霊のいる所と段階が違ってたんですよ。八衢あたりに行くと、霊はやっと線香に届くんですね。……神様が来られると非常にいい香りがするもんですがね。
「『御光話録』十一号、19490821、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年08月21日