昭和二十四年八月二十一日 講話(29) 光録11

〔 質問者 〕キリスト教では、戒名はございませんが、洗礼のときのクリスチャンネームでよろしいのでしょうか。

 仏教っていうのは経の教えですから、つまり霊界を重視するんです。それに対してキリスト教は緯ですからぜんぜん違うんです。西洋の霊界はそうなっているからそれでいいし、それから日本の霊界にもキリスト教の霊界ができてますからね、戒名をつけなくてもキリスト教の人は差し支えないんですよ。戒名をつけられて仏教で祀られるとかえって迷惑なくらいなんです。ところがキリスト教に入った人で、いままでの先祖を祀らないと、先祖は困っていろいろ知らせようとするんです。だからキリスト教になっても、仏様だけは従来の通り仏壇に祀っておくべきですね。

「『御光話録』十一号、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年08月21日