〔 質問者 〕『信仰雑話』に、「現界のあらゆる事象は霊界の模写である」と拝見いたしますが、最近の打ち続く大火は霊界になにか起っていることを示すのでしょうか。
【 明主様 】 大火の原因は浄化でしてね、いろいろな穢れているものを焼かなくちゃいけない、これはどうしても焼かなくちゃいけないんで、焼く前に霊界で先に焼くんですよ……
こうやって御浄霊をして痛みがとれますね。これは先に霊の曇りがとれるからなんですよ。これをやってすぐに治る人と、しばらく経ってから治る人とありますね。これもいまの模写と同じでね、霊界でも今日起って今日すぐに現界に映ることもあれば、今日起って明日映ることも、あさって映ることもあるんですよ。そして年々その映り方が早くなりつつあるんです。五六七の御代は霊体一致の時代ですからね、霊界のことがすぐ映りますよ。昔はこれがとても遅かったんです。いままでは悪いことをしてもなかなか見つからなかったから、「あいつうまいことをしてやがる、一つおれも」ってわけで悪いことをしてたんですが、これからは見つかるのがだんだん早くなるんです。今日悪いことをしても明日には必ず見つかるようになる、もうそうなると馬鹿馬鹿しくて悪いことをしなくなりますよ。悪の知れ方の早い遅いで、悪がなくなるか起るかってことになるんです。
「『御光話録』十一号、19490821、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年08月21日