昭和二十四年八月二十一日 講話(13) 光録11

〔 質問者 〕戦死した霊はお祀りしないと帰れないものでしょうか。アッツ島で玉砕した霊はそのまま現地に残っているとのことですが、各家庭ですでにお祀りしてあることと存じますのにどうしたわけでしょうか。

 無論、お祀りしなくちゃいけませんね。お祀りすれば早く帰れるんですよ。帰還兵が帰ってみて家がないと困るのと同じ理屈でね、居場所を作ってやるわけですよ。だから一日も早く祀ってやったほうがいいんです。お祀りすると、その想念がアッツ島ならアッツ島に通じて、霊がそれだけ向上するから早く救われるんですよ。ちょうど、ソ連にいる残存者が、こっちで帰還促進運動をすると、早く帰れるようなもんですよ。

「『御光話録』十一号、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年08月21日