昭和二十四年八月三日 講話(14) 光録14

〔 質問者 〕牛馬猫蛇などを故意に殺した場合は罪になることと存じますが、いかに祀るべきでしょうか。また、自然死した場合はいかに祀るべきでしょうか。

 そうですね。……蛇は殺してもいいですよ。私は蛇を見ると殺して人の踏まぬ所へ埋め、祝詞を三回上げて幽世大神様にお願いして「今度は人間に生まれ変わってくるように」って言ってやるんです。蛇は殺されることを喜ぶんです。だからいま言ったように祀ってやったあと、私自身とても気持ちがいいんです。これはなぜかというと、蛇は自分の姿を醜いと感じて、早くその一生を終わりたいんです。だから蛇が出たとき「人間にそんな醜い姿を見せるな」って言ってやるともう出なくなりますよ。この間もそこの石の所にいたんで、私がそう言ったらそれっきりもう見ませんね。しかし、人間が執着のために蛇になったのもたくさんあって、これは殺すと祟りますよ、よく古い家には青大将がいますが、あれは殺しちゃいけませんよ、祖霊ですからね。

 それから、猫は殺しちゃいけませんね。牛なんかは殺してもしかたがない。しかし、一年に一回供養してやることですね。これは自然死でも撲殺したときでも同じですね。

「『御光話録』十四号、岡田茂吉全集講話篇第二巻p~」 昭和24年08月03日