昭和二十四年八月三日 講話(1) 光録14

〔 質問者 〕知識の開発は霊魂の進化を促進させるのでしょうか。頭脳を使う者ほど永生きするのはそれによって霊魂が進化するため、現世に生存する価値が多いからでございましょうか。

 こういう理屈もありますがね。しかし、また一面、霊魂が進化すると知識が開発されるんです。だからどっちとも言えないんですね。「生存の価値があるから永生きする」ということも大いにありますが、人間の体は活動したほうがいいんです。殊に頭は全体の支配者ですからね、だから頭を使うほど頭が発達するから永生きするんです。これもいままでは反対でしたがね。しかし、心配事で頭を使うんじゃいけませんよ。それから、麻雀、碁、将棋なんかも非常に頭を使う。殊に碁なんかは頭を使うもんですが、しかしあれをやってると生産ができない、私も好きだったんですがあれをやり出すとまったくなにもできないんでねえ。(笑声) あれは怠けの罪ですよ。怠けの罪っていうのも大きいんですよ、なにもしないでブラブラしてるのはね。人間は働くのが本当です、働かないんなら生きてても無駄ですよ。(『御光話録』五号〔第二巻七四頁〕参照)

「『御光話録』十四号、岡田茂吉全集講話篇第二巻p387」 昭和24年08月03日