昭和二十四年七月三十日 御講話(7)  『光』二十号 「超人的の業」

 天国に向かうこと 川を流れる夢の意味
  

〔 質問者 〕私は五月二五日朝六時ごろ夢をみました。それは、寝ながら川の流れを上に向かって流れていました。すると他の人が私のまねをして川の中へ入って来ますが、みんな沈んでしまいますのに、私の体につかまった人は不思議に沈まずに流れてきます。フト頭を上げて前方をみると、本部の千手観音様をありあり拝みました。そこでハッと目が覚めました。それまで例祭にもお詣りしなかった私ですが急にお詣りしたくなりました。この夢はなんと悟らせていただいたらよろしいでしょうか。

 それは川中へ沈もうとしたのが救われ、上へ流れるのは天国に向かう意味で、他の人がまねをして沈んでゆくのに自分につかまった人が救われるのは、千手観音様の御力のお取り次ぎをして多勢を救うという意味で、急にお詣りしたくなったのである。

「『光』二十号、昭和二十四年七月三十日、19490730、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和24年07月30日