昭和二十四年七月三十日 講話(43) 光録09

〔 質問者 〕六、七年前に腎臓結核、膀胱結核を患い、その後脊髄カリエスを併発し入院生活を続けましたが、悪化の一途を辿り下腹部がしだいに膨れ始めてたいへん苦しくなりました。その後御浄霊によってだんだん楽になりほとんど快癒いたしておりましたところ、昨今また五、六合の水が腹に溜まるようになりました。この原因について御教示をお願い申し上げます。

 これは毒のためですね。こんなふうに水が溜まるので一番困るのは、水を取ると必ず前よりよけい溜まることなんです。最初は一カ月の間をおいて水を取ったのが、次には二〇日、次には一五日で同じくらいの水が溜まるようになって、溜まる期間が短縮し、溜まり方がだんだん多くなって来るんです。だから、いくども水を取った人はどうにもしようがないですね。取る癖をつけたらもう絶対駄目ですよ。肋膜の水だけは取ってもいいことがありますがね。この水は肺に浸潤することがあるんですよ。そうすると痰になって外へ出ますからね。ところが腹膜はね、腎臓から尿道へ行く道が塞がったり、尿の入口が塞がったりするのが原因で水が出ないんです。それは下腹部に毒があるからで、それを取るのが一番です。そしてその大元は腎臓ですよ。だから腎臓を浄霊して、それから膀胱付近を浄霊すればいいんで、そうすれば治りますよ。浄霊してると急に下腹部が腫れることがありますがね、これは腎臓が働くようになって、膀胱で全部出せずに閊えるもんだからそうなるんですからね、やってるうちに治りますよ。この人のは治るでしょう……治るでしょうね、これは。ただ、あんた方に注意しときますが、腹膜で、水をとる癖をつけたのは手をつけないほうがいいですよ。

「『御光話録』九号、岡田茂吉全集講話篇第二巻p」 昭和24年07月30日