昭和二十四年七月三十日 御講話(4)  『光』二十号 「超人的の業」

〔 質問者 〕私長男(二二歳)とともに約一年前教修を受けました。その長男が三年前より胸部疾患で観音様におすがりして一心に浄霊をいたし、今日では元気で通学いたしておりますが疲労しやすく肛門より毎日少量ずつ排膿し痰も少々出る程度でおります。私はなんとかして本人に積極的にこのお仕事に従事させ浄霊にも出したいのですが学業を捨ててでもお仕事にとび込んでくれるような気になってくれません。親としての心構えおよび長男の導き方を御教示をお願い申し上げます。

 これは神様にはお任せしておく。早く判らせようとか、学業をやめさせ神様の仕事をさせようとか焦るのは本当でない。本人の思う通りにやらすべきである。自覚すれば本人が進んでやるようになる、その時機を待つのがよい。信仰は無理に勧めたり強制するのは大間違いである。「鳴くまで待とう」式が一番で、やむにやまれぬ気持ちで入信するのでなくてはならぬ。

「『光』二十号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和24年07月30日