昭和二十四年七月三十日 講話(29) 光録09

〔 質問者 〕四二歳の男子(前職神官)昨年一一月、口や手足が不自由になり現在ある神社に間借りしておりますがこの神社の前の神官の霊がこの人に憑り「このお宮を守ってくれ」と申します。その神社の祭神は武内宿禰、神功皇后など四柱でございます。また他の神官がお祓いをすると非常に苦しがります。いかがいたしたらよろしいでしょうか。

 やはりその神官にそういう希望があって行く所へ行けないので知らせたんだから、霊の希望通りにしてやると非常に喜びますよ。すると霊はそれに対して御礼をしなければいけませんからね、この御礼ってのは御守護のことです。まあ事情が許すならその希望通りにしてやったらいいですね。これは結局「あとを頼む」って言うことだから、四柱の神様……神様じゃない神格者ですね、この四柱の神格者をお守りすることを希望してるわけなんですから、この人ができないなら代わりに適当な人を選べばいいんですが、それもできないなら自分の家の床の間に台をしてこの四柱を祀り、その後ろに光明如来様の御掛軸をかけるんですね、そのほうがあるいはいいかもしれません。
 他の神官がお祓いすると苦しむっていうのは、憑いている霊が上だからして下の者がやると穢れて苦しいんですよ。これと反対に霊のずっと上の人にやってもらうととても気持ちがいいものなんです。
  〔 質問者 〕この病人はまだ御光りをいただいておりませんが……
 ああまだなんですか。なるべく早く受けるようにすることですね。そうしたらいま言ったようにすればいいんです。
  〔 質問者 〕御浄霊はいかがいたすべきでしょうか。
 前額部を一番よくやることです。

「『御光話録』九号、19490730、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年07月30日