昭和二十四年七月二十一日  日光会報四号 「妙智の鍵」(3)

〔 質問者 〕西宮市近郊のある家で最初に建築した人が家族四人中三人まで死亡、続いてその家を買った人も二人家族の主人がすぐ亡くなり、三回目に入った人もすでに二人死し、一人はもっか病床に臥し、飼猫までが病気であります。その辺はもと池も大木もなく野原でありまして、どうしてよいか困っております。御神体をお祭りするだけでよろしゅうございましょうか。病人には霊の憑依現象はありません。

 これはなにか祟っている。このままではいけない。おそらく古戦場とかなにか、たくさん人が死んだ所であろう。地縛の霊がいて助けを求めているのだろう。地縛の霊は建物を建てられると苦しい。地縛の霊でもふつうのはなんでもないが、怒りっぽい霊、しつっこい霊がいるか、あるいは地龍の特定の住所になっていて、「そこをどけ」と言うことだから二、三十間以上移住するとよい。やむを得ないときは、光明如来様にお願いすると夢などで知らせていただける。時間を経れば浄まってよくなる。

「日光分会『会報』四号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和24年07月21日