〔 質問者 〕戦死した者の霊はお祀りしないと帰れないものでございましょうか。
(例)アッツ島で戦死した霊は未だそのままその地にいるということでございますが、各人の家庭においてお祀りしていると思いますが、いかなることになるものでございましょうか。
無論祀らなければいけません。お祀りすれば早く帰れる。現界的に判りやすく説明すれば、ちょうど帰還兵が帰って来ても家がなければ困ると同じ理由で、霊が帰ってきたらすぐ宿れるように居所を作ってあげねばなりません。そして日々お参りする想念が霊界を通じてアッツ島につながれ、その霊は早く救われて帰ってくる。ちょうどソ連の日本残留者に対し、内地の者が政府に対し種々運動すればある程度早く帰れるのと同様である。
「日光分会『会報』四号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和24年07月21日