昭和二十四年七月十三日 講話(9) 光録13

(御原稿の御発表後、日本放送協会のアナウンサーが大先生様に種々御質問申し上げたが、その際の「一問一答」は大要次の通りである)
  

〔 質問者 〕失礼ですが、観音教団についていろいろお伺いいたしたいのですが……

 ええなんでもいいですよ。
  

〔 質問者 〕なんでもよろしいでしょうか。

 ええ、ええ、なんでも。
  

〔 質問者 〕この正面のお姿を拝見いたしますと観音様のように思えますが、仏教の観音様とは……

 同じですよ、仏教のとね。違うっていう人もいますがね、同じなんですよ。
  

〔 質問者 〕すると、さっきの「善言讃詞」というのは。

 あれは仏教の観音経を土台にして、和歌のように作ったもんですよ。
  

〔 質問者 〕『信仰雑話』というのを拝見いたしましたが、こちらのほうの教義、教典といったものは……

 あれだけが教義教典ですよ。まあ、詳しく話すと難しくなるから、判りやすく言えば病、貧、争絶無の世界建設を目標にしてるんです。
  

〔 質問者 〕それが「地上天国」でしょうか。

 そういうわけです。

「『御光話録』十三号、岡田茂吉全集講話篇第二巻p~」 昭和24年07月13日