-具体的になりますが、 先ほどの御原稿の中で 「種痘によって抑えられていた天然痘の毒が疥癬になって出る」とありましたが、先生も種痘はなすってるのでしょう。
ええ、やりましたよ。
〔 質問者 〕それはまだご存じでなかったからですか。
ええ、そうです。
〔 質問者 〕私も種痘をやりましたが、疥癬はまだ……
あんた顔色が悪い。(爆笑) 疥癬やると顔色がよくなりますよ。
〔 質問者 〕どうもお話が飛躍してしまって……すると、疥癬によってだんだんに毒を出すんでしょうか。
まるで月賦みたいですね。(笑声) 疥癬はやったほうがいいですよ。
〔 質問者 〕無肥料栽培ということも、事実に基づくのと理論的のと二つ方法があるように思われますが……
私は実験したんです。もう実験済みですよ。……科学が先に立って導くこともあるが、事実が先に起って科学があとから理屈をつけることもあるでしょ。
〔 質問者 〕そういうこともあるかもしれません。
そのうちにね、無肥料栽培についての本が出ますよ。一つあんたやってみなさい。よくできればいいんでしょ。
〔 質問者 〕作物に浄霊ということをするんでしょ。
やらなくてもいいんです。
〔 質問者 〕あ、いいんですか。
ええ、いいんです。今度の本に無肥料でやったのと、それに浄霊をやったのと二つの場合が書いてありますから、読んでごらんなさい。
〔 質問者 〕それでするとどれくらいできますか。
ま、詳しいことは本を見てもらうんだな。そしてまだ疑念があればやってみることです。
〔 質問者 〕さっきの御質問にも、大豆粕は毒にならないが、化学肥料は毒になる……とのことでしたが……
事実です。
〔 質問者 〕ははあ、事実。(爆笑)
ええ。化学肥料を使うとできも悪く、虫もつくんです。ほかを見てごらんなさい、雑草には虫がつかないでしょう。あれは化学肥料がないからです。ですから実験してみるよりほかにない。例えば、いまあんたがどっか痛いって言っても、私がちょっとこうして浄霊すれば治ってしまうんです。だから理屈よりも、勿論理屈もありますが……あんたね、一番いいのはね、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」って言うでしょ。だから研究してごらんなさい。(笑声)