昭和二十四年六月二十三日 講話(13) 光録12

〔 質問者 〕精神病で困り抜いた者が前額部に九〇ボルトの電流を二秒間通す電撃療法で生まれ変わったようによくなったそうですが、科学によって精神的浄化作用が行なわれるものでしょうか。

 これは一時的ですよ。一時的にいいことを大いに宣伝するんですよ。例えば、今度なんの薬ができたからなんの病気はなくなる、なんて宣伝するんですよ。しかし、たいてい一年二年、中には一月か二月でもう駄目になってしまうものもありますからね。こんなふうに、みんな一時的なもんですよ、これが一番困るんですがね。

 電気ってものはね、九〇か一〇〇ボルトだとなんともないんです、通過してしまうんですね。私も以前やったことがありましたがね。やっぱり電気も一時的のもんですよ。それからまた、気合術をやったことがありましたがね、これも一時はいいんですよ。どこか痛むときに「痛み去れ!」って言うと、一時痛みが去るんです。こいつはうまい方法だと思ったんですがやはり駄目ですね。結局は浄霊によって、霊の曇りを除らなければ駄目なんですよ、根本的には治りませんよ。

 精神病なんかに電気をやるのは、憑依している霊が電気を嫌うからで、そのために一時よくなるんです。だから始終していればいいが、そうはいかない、体が腐ってしまいますからね。それからおもしろいのは、精神病の人を入浴させると、暴れているのが治りますよ。これは狐が入浴を嫌うからです。だから赤ん坊なんかを湯に入れると、ギャアギャア泣くのがあるでしょ、あんなのは狐が憑いているんですよ。

「『御光話録』十二号、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年06月23日