昭和二十四年六月二十三日 講話(12) 光録12

〔 質問者 〕法要、年忌などをする場合、自宅とお寺といずれで営むのがよろしいでしょうか。また、念仏を称えるのに矛盾を感じるという信徒がございますが、これはいかがいたすべきでしょうか。

 これはね、どっちでもいいんですがね。結局その人の誠ですよ。供養しようとする人の誠が映るんです。しかし、できたら、そして経済も許したら寺がいいですね。寺っていうのはそういうことの専門の場所ですからね。ふつうの家は人間の住む所ですからね。 

 念仏は霊は嫌がりますよ。阿弥陀様はもうインドへ帰ってますからね。しかし、坊さんが念仏を上げるのはしかたがありませんがね。まあ、この道の信者だったら、念仏のあとで善言讃詞で口なおしをしてあげるんですね。(爆笑)

「『御光話録』十二号、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年06月23日