昭和二十四年六月十五日 神光会報02 「神秘の扉」(13)

〔 質問者 〕遠州地方の一部で昔から死人ができたとき「カシャ」が降りて死人を持って行くと言われていますが「カシャ」とはなんのことでございましょうか。 また霊柩車に天蓋として龍の型のものをつけて行き、 天蓋は「カシャ」が降りてきても死人の上にかぶせれば「カシャ」は去って行くということです。天蓋は霊的になにか関係がございましょうか。

  「カシャ」は地獄の火の車のことであろう。地獄から迎えに来るということは実際によくあることで、また地獄の霊は「火の車」に乗せられて移動することもよくあることである。天蓋は極楽の形で龍神などをつけてあるが、これは龍神の威力で地獄よりいくらかいい所へ行けるようにとの意味である。

「神光分会『会報』二号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和24年06月15日