〔 質問者 〕最近の『中部日本新聞』に次のごとき記事が掲載されましたが、文中「脳波」とありますのはいかなるものでございましょうか。
脳波で交通安全
なぜかということはまだ判らないけれども人間の脳から脳波(一種の電波)が外部に発散する。これは一秒間に二つ波を打つのであるが、この波を調べると、なにか考え事をしているときには波の高さが小さくなるし、眼をつぶってボンヤリしていると波は大きい。しかも眠気を催すとさらに波は大きくなるのだ。そこで脳電流を特殊な電鈴に流れるようにしておくと、眼がさめているときには電鈴は鳴らず、眠くなると鳴り出す。脳波が大きく波打つからだ。これだけの現象ではあるが、こんな電鈴を電車、バス、飛行機等の運転手の頭に取りつけ、眠気による交通事故を防止する方法が、すでにアメリカで実行に移されたと言われる。
これはなんでもない。人間の霊ってものは始終発散したり集中したりしてるんです。仕事なんかしてるときには集中し、眠ってるときには必要ないから発散してるんです。自分の霊が生き霊となって他人に憑いてるときには眠いもんで、たいてい眠ってますよ。そこで「鎮魂」をするとほうぼうへ行ってる霊が集まってくるんです。気分がいらいらしてるときなんかにこの鎮魂をするといいし、眠れないときにも気が鎮まりますよ。それですよ、それを脳波って言うんです。そしてこれは別に頭だけではないですが、やはり頭に一番多いですね。
「『御光話録』十二号、岡田茂吉全集講話篇第二巻p3~3」 昭和24年06月13日