昭和二十四年六月十三日 講話(12) 光録12

〔 質問者 〕二歳の女児、本年四月ごろより歩き出しましたが、左脚が跛行いたしますのでレントゲン写真をとりましたところ、坐骨が離れているとのことでした。御浄霊により治りましょうか。なおその子の母方の叔父叔母も幼少のころより同様のことあり現在も少し跛行いたします。これは霊的に関連がありましょうか。

 これは霊的じゃないでしょうね。坐骨が離れてるってのも間違いですよ。これはね、左足のどっかに毒があるんですよ。そのために足をつくと痛むから使わない、それで治らないんですよ。
  

〔 質問者 〕レントゲン写真でもやはり坐骨が離れております。

 そりゃあそうですよ。それはびっこを引くからですよ。だから、坐骨が離れてるからびっこを引くんじゃなくて、びっこを引くから坐骨が離れるんです。(笑声) こういうのは医者へ行くと小児麻痺なんて言われるんですよ。

 この間も、生まれながら股が外れてて、股から膝まで密着して離れない子がいましたが、これなんかどうしたって膝と股が悪いようですがね。ところが実際は足の裏に原因があるんです。足をつくと痛いから足がつけない、それで膝も密着してしまって離れないんです。私頼まれて足の裏をやったら股が離れるようになりましたがね。まったく妙なもんですよ。びっこなんかも足の裏に原因のあることがありますよ。足の指が下向きになっているのも足の裏の指の付け根の所に毒の固まりがあって、足をつくと痛いからびっこを引くんですよ。こういうことは心得ておくべきですね。だから、この人もきっと足の裏かもしれませんよ。足がつけるようになればびっこも治りますよ。
  

〔 質問者 〕足が非常に痩せて細くなっておりますが……

 それは動かさないからですよ。動かさないから発育しないんで、そのために細いんです。歩くようになれば治りますよ。

「『御光話録』十二号、岡田茂吉全集講話篇第二巻p3~3」 昭和24年06月13日