〔 質問者 〕彼岸の中日にお寺詣りをしたついでに無縁仏に参詣いたしました。帰宅後ある病人を浄霊いたしますと無縁の霊がかかり、毎月二一日にお経を唱えていただきたいと申します。その日に自宅から善言讃詞を奉唱してもよいものか、それとも一々お墓詣りをいたさなければならないものでございましょうか。またほかの日にもお墓詣りをいたしますが、無縁塚は詣らないほうがよいのでございましょうか。
別にお墓詣りはせんでよい。その日にその方へ向かって善言讃詞を唱えてやればよい。無縁仏はよく詣ってやれ。生きた人間よりもあるいは霊界人を救うほうがいっそう功徳になる。その人によって救われるのも因縁のある霊だけだ。
「実生分会『実生分会ニュース』六月号、岡田茂吉全集講話篇第三巻p148」 昭和24年06月10日