〔 質問者 〕(一)芸者、娼妓、「パンパン」などを職業とする者の過去にはいかなる罪があるのでしょうか。また霊的にはいかなる者がなるのでありましょうか。また、あのような生活をすることにより罪は軽くなるものでしょうか、あるいは重くなるものでしょうか。
罪が軽くなるってわけはありませんよ。もしそうなら、あんた方だって大いにやったらいい。(爆笑)
〔 質問者 〕人を喜ばせるという意味から、いくらか罪の償いになるのかもしれぬと存じますが……
人は喜んだって、その次には悲しみますよ。そりゃあ、永遠に喜ぶんならいいですよ。ところが決してそんな喜びは永遠に続くもんじゃないんですからね。あとでカサかいたり、淋病になったりね、(笑声) 芸者なんかとの関係を細君が知ったら家庭の紛争の元になりますしね。こんなつまらないことはないですよ。遊ぶと金もかかり、そうすると穴が開いて商売はつまって苦しくなりますしね、実につまらないもんですよ。
〔 質問者 〕牛馬は叩かれたり、殴られたりして快感を覚え、また罪も軽くなるということとは関係ないのでしょうか。
だって、芸者や娼妓は牛馬じゃない、人間でしょ。(笑声) 人間と四ツ足とは一緒じゃないですよ。かえって反対ですね。獣は副守護神で、人間は神様のほうですから逆になるわけです。こういうことをするのは動物霊で、狐や狸や猫ですが、そういった動物霊に負けるんですよ。つまり本守護神が副守護神に負けるんです。副守護神が勝てばきっと罪を作りますからね。罪悪ですからこんなことは絶対にやっちゃいけないんです。本守護神が副守護神に負けるのは、本守護神が弱いからなんです。じゃ、なぜ弱いのかって言えば、その人に罪が多くて曇ってるからですよ。曇りが多いとどうしても副守護神が強く働くんです。前の世の罪もあるし、祖先の罪もあるしね。その上にこんなことをするとよけいに曇ってしまうんです。こんなのは一遍に破綻がきますからね。こわいもんですよ、実際。
宗教の必要はこれなんですよ。宗教ってものは信仰によって光をいただいて罪を消すんですからね。だから、こんなふうなことの反対をすることが必要なんですよ。それが信仰なんです。だからこんなことをするのは緩慢な自殺ですよ。自分から奈落の底へ落ち込むようなもんです。まあ、地獄へ早く行く道をつけてるようなもんですね。