昭和二十四年六月三日 講話(24) 光録12

〔 質問者 〕現界では家族などが帰幽すると残った者が悲しむように、霊界から現世へ転生する場合も周囲の霊は悲哀を感ずるものでしょうか。

 それは霊界では感ずることはありませんよ。人間に生まれ変わるのは非常に結構なんですからね。それに、霊界ではそれぞれ霊の居所が違ってますしね。信仰の団体も違うし、想念も違うから、霊的に決して同じじゃありませんよ。非常に離れてるから、だれが生まれるのか判らないのがふつうなんです。判ったとしたら、それを祝うくらいですよ。それからまた、神様のほうからそういう命令で生まれるんですからどうもしようがありませんよ。祝うって言ってもさかんに祝うんじゃなくて、ただ「結構だ」というくらいのところですね。

「『御光話録』十二号、岡田茂吉全集講話篇第二巻p312」 昭和24年06月03日