昭和二十四年六月三日 講話(2) 光録12

〔 質問者 〕(三)礼拝の際、

 一揖二拝三拍手一拝、その形より祝詞奏上、終わりは平伏より戻り三拍手二拝一揖、続いて、一揖二拝三拍手一拝、その形より善言讃詞奏上、終わりは平伏より戻り三拍手二拝一揖、続いて一揖二拝一揖、御讃歌奉唱、一揖二拝一揖、

 現在右のようにいたしておりますが、これでよろしいでしょうか。

 ずいぶんややこしいですね。(笑声) ま、いい加減でいいですよ。そこは常識を働かせて、敬意を失しない程度にすればいいですよ。
  

〔 質問者 〕いままでは平伏のときにお願い事をさせていただいておりましたが、ただいまはその時間がございませんが、これは……

 大勢のときはお願いなんかしないほうがいいですよ、時間がかかってしようがないから。ふだん必要なときにお願いすりゃあそれでいいですよ。

 こっちは神道じゃないんですからね、神主的意味でごていねいにやらなくていいんです。この道は神道でもあり、仏教でもあるんですからね。拍手にしたって坊さんは拍手を打たないでしょ。だからそこんとこは臨機応変にすればいいですよ。ただ敬う形は崩さないようにね。
  

〔 質問者 〕以前は一揖一拝でしたが、やはり二拝がよろしいでしょうか。

 一揖二拝がいいですね。一拝はいけません。……支那人なんか三拝九拝って言って、まったくていねいですね。