〔 質問者 〕一番上の子供が男子で一郎という名前の場合、その子供が大きくなってから両親と別居の生活をしていることが一般に多いようですが、これは一という字のためでしょうか。そうといたしますと名前を変えるべきでしょうか。
ええ、これは名前の働きからするとそういうわけになるんです。「一」はもとって言って一番上ですから、そこで霊的に親から割合に早く離れるわけなんです。言霊からいけば「ス」がそうですよ、「スミ子」だとか、それから ……霊返しして「ス」になるのね。
〔 質問者 〕「スズ」などはいかがでしょうか。
「スズ」もそうですね。「ス」は一人と書くでしょ、ですから自分が一番上にならないと承知しない、家の中でも一番いばりたがるんです。見てごらんなさい、たいていそうですよ。で、一郎ってのも一番上になるんですから、そこで親のそばにも長くいられないんですよ。一軒の主人にならねば承知しなくなっちゃうんです。
「『御光話録』十二号、岡田茂吉全集講話篇第二巻p306~307」 昭和24年06月03日