〔 質問者 〕三歳の男子、赤いものを見ると非常にこわがります。なぜでしょうか。
これはね、死ぬときになにか赤いものを見て死んだ霊でしょう。あるいは赤いもので死んだのかもしれない。例えば、赤い帯で首を絞められるとかね。まさか、女の腰巻で絞められたわけじゃないでしょうが、(笑声)……しかし、いまでもたまにはありますが、昔は「間引く」と言って生まれたての赤ん坊を窒息させて殺したんですが、そんな場合、赤い腰巻で赤ん坊を絞めて殺した、ってことも考えられるわけです。こういう場合には赤いものを非常にこわいと思って死んだんですから、生まれ替わってもそれが染み着いてて霊が怖れるんです。これなんかもたぶんそうでしょう、ほかにそういったことはないようですからね。
「『御光話録』十二号、岡田茂吉全集講話篇第二巻p306」 昭和24年06月03日