昭和二十四年五月二十三日 講話(11) 光録10

〔 質問者 〕「心貧しき者、汝は天国に入る事を得ん」と『聖書』にありますが、心おごれる現代の知識人に、御浄霊による天国到来を説いてもまったく信じようといたしません。彼らはついに「最後の審判」までは救われないのでしょうか。

 知識人の中にも救われるものと、救われないものとあります。知識人だからって必ずしも救われないってことはありません。天理教では「学者、金持ち後廻し」(笑声) って言うんですが、これは実に至言で、よく言ってありますよ。救われるのが遅れる、救われ方が遅くなるんです。最後の審判は、救われるか救われないかどっちかで、どっちつかずってことはない、はっきりしてるんですからね。どうしても頑固なものは救われないし、素直に頭を下げてくる者は救われるんです。だから、どうしても頭を下げないわけには行かないんです。

「『御光話録』十号、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年05月23日