〔 質問者 〕自家で飼育した家畜を殺して食べることは罪悪になりましょうか。
家畜類を殺して食うことの可否は一概には決められぬ。営業で殺す場合は割合に罪は軽いが、そうでないのは重いわけで、動物といえども殺されれば怨む。その怨みもたくさんになると共同して人間に対し恨みを返すこととなる。故に年一遍くらいまとめて供養してやるといい。そうすれば罪は消える。営業でなく自家の家畜を殺した場合は恨みが大きいから必ず供養してやる要がある。そうしてそのとき、幽世の大神様に「その家畜類がこの次は転生して人間に生まれ変わらせていただけるよう」お願いしてやると、かえって大きな功徳となるのである。
「日光分会『会報』五月号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和24年05月22日