昭和二十四年五月二十二日  日光会報 5月 「観音妙智力」(10)

〔 質問者 〕重病人で脈拍以外に臨終を知る方法を御教え願います。

 死期を知るのは霊感が一番よいが、体的にも種々な兆しがある。すなわち死相であるが、昔から眼の縁が黒くなり、小鼻が落ちることなど言うが、一番よく判るのは顔が死人のように見えることである。また足の甲に浮腫がくるとたいていは駄目である。しかし甲の上から上方へ平均して浮腫のあるのは一般的病気症状で、これは生命には関わらぬ。また唾が出なくなったり唇がギザギザに乾くのもいけない。目に力のないものもまず見込みはない。特に頭が変になってトンチンカンなことを言うようなのは、すでに本霊が抜けているので、これは絶対駄目である。

「日光分会『会報』五月号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和24年05月22日