昭和二十四年五月十日 実生News五月 (2)

〔 質問者 〕霊界は意思想念の世界とうけたまわっておりますが、意思の疏通はどういう方法で計るのでございましょうか。

 霊界に言葉もないことはないがごく少ない。多くの場合は目で通ずる。霊界では非常に敏感で、肉体はかえって邪魔になるくらいで、さらに高級霊となると目も使わず、気持ちだけで通ずる。現界では間違ったことをしたり、想ったりして、霊が曇っているので、感受性が鈍っている。唯物的な教育で、智慧は出てもこういう働きは落ちているが、本来なら霊線を通じ、遠くの人の考えていることがわかるくらいになるべきであろう。

「実生分会『実生分会ニュース』五月号、岡田茂吉全集講話篇第三巻p144」 昭和24年05月10日