〔 質問者 〕ある鰻屋の妻女が腹部の病気で二回も開腹手術をいたし、その後も健康勝れず、このたび御浄霊を受けましたところ、身体をクネラセて霊の憑依状態を現わし、また、その間その妻女の目に鰻の首が無数に見えたようですが、鰻の霊を祀るにはいかがいたしたらよろしゅうございましょうか。また鳥屋スッポン屋などの家庭にも不具者が出ますが、これらの霊の供養の方法を御教えをお願い申し上げます。
鰻も龍神の一種で、一年に一回供養をする必要がある。それは新しい盥に水を入れ、御供物を供え祝詞を上げ幽世の大神にお願いをし、霊界で救われるように、また因縁の魂は人間に生まれ代わるよう念じてやればよい。
なお耳のある鰻は絶対に食べてはならぬ。
鳥、スッポンも怨みの霊である。鰻同様しかるべく供養してやれ。
「実生分会『実生分会ニュース』四月号、岡田茂吉全集講話篇第三巻p141」 昭和24年04月20日