〔 質問者 〕位牌に何々家先祖代々とか代々霊、代々之霊位、代々之精霊とかいろいろありますが、いずれが一番正しいのでございましょうか。また過去帳だけで位牌がない家、または繰位牌の家がありますが、いかがでございましょうか。
いずれもたいして問題はないが、常識的に言えば代々之霊位がよい。過去帳は元来祖先の戒名や命日を忘れぬために記録してあるもので、供養の対象ではない。供養するために位牌があるので、それに祖霊がお憑りになるのである。繰位牌も感心しない。
「日光分会『会報』三・四月合併号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和24年04月10日