昭和二十四年四月八日 御講話(18)  光四号 「妙智の業」

〔 質問者 〕既設家屋にて西廂棟東は不可なりということが昔より伝えられておりますがいかなる故ですか。また西廂のない家は長男があっても家庭にいつかないと言い、それは現実にあるようですが、これは易の関係か、または霊的の関係ですか。

 これはおよそ意味ない。たまたま長男がいつかぬことがあったためから言われた迷信であろう。強いて言えば、西廂とは、西陽が当たると夏など暑いから廂をつけよ、棟東と言うのは東は朝日はあまり暑くないから廂の要はないという意であろう。西洋建築には廂はないが、そういう災いあるを聞かないではないか

「『光』四号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和24年04月08日