昭和二十四年三月十三日 御講話(9) 光録05

〔 質問者 〕子供は上の子より末子のほうに優秀な子ができる場合が多いようですが、これはいかなるわけでしょうか。

 子供は親がうつるんです。長男なんかを産むころに較べると末の子を産むころは親のほうが経験も積んで智慧もついているから、これがうつって利口になるんです。それからもう一つはどうしても最初できた子供は刺激がないのでボーッとしている。それで総領の甚六だなんて言われるんです。日本ではこんな統計は出てないが、西洋では兄弟の多いほど傑出したのができるという統計があります。それは兄弟が多いと待遇も悪くなったりしてそのためかえって磨かれるんです。

「『御光話録』五号、19490000、19490313、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和24年03月13日